高齢猫の下痢が続く時に確認したいこと|フードと病気のサインを見分ける
「トイレに行く回数が増えた」「便が柔らかくなった」「水っぽい便が続いている」——高齢猫のトイレの変化は気になるポイントのひとつです。
下痢はフードの変更など一時的な原因で起きることもありますが、続く場合は病気のサインである可能性もあります。原因によって対応が変わるので、まず確認できることを整理してみましょう。
高齢猫の下痢で考えられる主な原因
フードの変更・合わない成分
フードを急に変えた場合、消化器が慣れずに下痢になることがあります。1〜2日で落ち着く場合はフードの変更が原因の可能性が高いです。新しいフードに切り替える時は1〜2週間かけて少しずつ混ぜながら移行するのが基本です。
腸炎・感染症
細菌やウイルスによる腸炎でも下痢が起きます。発熱・嘔吐・元気消失などを伴う場合は感染症の可能性があります。
炎症性腸疾患(IBD)
高齢猫に多い慢性的な腸の炎症です。下痢と嘔吐が繰り返し起きる、体重が落ちているといった症状が続く場合に疑われます。シニア猫の嘔吐が増えた時に確認したいことも参考にしてください。
慢性腎臓病・甲状腺機能亢進症
腎臓病や甲状腺の病気が進むと消化器にも影響が出て下痢になることがあります。多飲多尿・体重減少など他の症状も確認してみてください。シニア猫が水をがぶ飲みする理由と病気のサインもあわせて読んでみてください。
ストレス
環境の変化・来客・工事の音なども猫の消化器に影響することがあります。原因となるストレスが解消されれば自然に回復します。
家で確認できること
便の状態を観察する
下痢の状態を具体的に観察しておくと動物病院での診察がスムーズになります。
- 軟便(形があるが柔らかい)か水様便(液体状)か
- 血が混じっていないか
- 粘液(ぬめり)が付いていないか
- 色が黒っぽくないか(黒い便は消化管出血のサインの場合がある)
いつから・何回続いているかを記録する
「いつから始まったか」「1日に何回か」「フードを変えたかどうか」を記録しておくと原因の特定に役立ちます。
食欲・元気の変化を確認する
下痢だけで食欲・元気があれば様子を見られることもありますが、元気がなくなってきた場合は早めに相談が必要です。シニア猫を病院に連れて行く目安も確認してみてください。
うちの17歳猫の場合
フードを切り替えた時に2〜3日軟便になることがありました。その時は元のフードに戻してゆっくり移行したら改善しました。ただし1週間以上続く場合や血便が出た時はすぐに病院に連れて行くようにしています。
動物病院に相談するタイミング
- 2〜3日以上下痢が続いている
- 血便・黒い便が出ている
- 元気がなく食欲も落ちている
- 嘔吐も繰り返している
- 体重が急に落ちた
高齢猫は脱水になりやすいので、水様便が続く場合は特に早めの受診をおすすめします。
まとめ
高齢猫の下痢の原因はフードの変更・腸炎・炎症性腸疾患・内臓疾患・ストレスなどさまざまです。便の状態・いつから始まったか・他の症状を記録して観察し、2〜3日以上続く場合は動物病院に相談するのが安心です。
※この記事は獣医師の診断に代わるものではありません。猫の体調に不安がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。



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