猫のCKDステージ1〜4とは?検査値の見方と確認したいこと
猫の検査結果に「CKDステージ」と書かれていると、数字だけで先のことまで考えてしまいますよね。ネットの表と見比べて、うちの猫はどの段階なのか確かめたくなると思います。
CKDステージは、慢性腎臓病の現在地を整理するための目安です。ただし、一度の検査値だけで飼い主が決めるものではありません。血液検査、尿検査、血圧、体調を獣医師が合わせて評価します。
CKDステージは現在の状態を整理する目安です
猫のCKDは、国際的な専門団体IRISの考え方をもとに、主にステージ1から4へ整理されます。数字は「良い・悪い」の判定だけではなく、これから何を確認し、どのくらいの間隔で様子を見るかを相談する共通の目印です。
同じステージでも、食欲、体重、持病、年齢、暮らし方は猫ごとに違います。数字だけで猫全体の状態や今後を決めつけないことが大切です。
ステージ1〜4の違いは大まかに捉えます
ステージ1では、血液の数値が大きく変わっていなくても、尿を濃くする力の低下や画像検査などから腎臓の変化が考えられる場合があります。ステージ2以降は腎臓の働きの低下が検査に表れやすくなり、進むほど食欲や体重、水分状態など、確認したい項目が増えます。
ただし「ステージが同じなら症状も同じ」ではありません。目立つ変化が少ない猫もいれば、別の病気や体調変化が重なってつらそうに見える猫もいます。
一つの検査値だけでは決まりません
ステージ判定ではクレアチニンやSDMAという血液検査の項目が使われます。けれども、クレアチニンは筋肉量や水分状態などの影響も受けます。高齢で筋肉が減った猫では、数字の見え方に注意が必要です。
そのため、状態が安定している時の結果か、前回からどう変わったか、再検査が必要かを獣医師が確認します。検査票の数字を表へ当てはめるだけでは判断できません。
尿たんぱくと血圧も一緒に確認します
CKDでは、主なステージに加えて、尿へたんぱくが出ていないか、血圧が高くないかも確認します。同じ主ステージでも、尿や血圧の結果によって注意する点が変わる場合があるためです。
診察では「今回のステージは何をもとに決まりましたか」「尿検査と血圧も確認しますか」と聞いて構いません。分からない言葉は、その場で日常の言葉に言い換えてもらいましょう。
診察で聞きたいことと家で残す記録
今回の結果、前回からの変化、次の検査時期、家で注意する変化をメモします。飲水、尿の回数や大きさ、食欲、体重、嘔吐、薬の様子も、同じ方法で続けて記録すると相談しやすくなります。
療法食やサプリは、ステージ名だけで自己判断せず、今の食事量や持病も伝えて相談してください。新しい商品を急いで買うより、まず猫が食べられているかを確認する方が先です。
急な変化はステージに関係なく相談します
食べない状態が続く、繰り返し吐く、ぐったりする、尿が出ない・極端に少ない、急に様子が変わった時は、ステージの数字にかかわらず動物病院へ連絡してください。
「まだ初期だから大丈夫」「前回と同じステージだから様子見」と決めつけず、今日の猫の状態を伝えて相談します。
まとめ
猫のCKDステージ1〜4は、検査と体調を整理し、今後の管理を相談するための目安です。一つの数値だけで自己判断せず、尿検査や血圧、前回からの変化も確認します。
数字を怖がるだけで終わらせず、飲水、尿、食欲、体重の記録を次の診察へつなげてください。



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