猫は腎臓病になりやすいといわれています。実際に11歳以上の猫では3匹に1匹は慢性腎臓病(CKD)になると言われています。
なぜ猫だけなのか?このページでは、猫が腎臓病になりやすいといわれている理由をお伝えいたします
【理由1】猫はもともと砂漠の動物
猫はもともと砂漠などの乾燥した地域で生息していたことから、少ない水で尿を濃縮して排泄している構造だそうです。ようは、砂漠で生きていく上で、体内の水分をなるべく失わないように、水分の少ない(量がすくない)濃い尿を作り出せる腎臓に進化したそうです。
その進化が裏目にでて、濃い尿を作り出すことで腎臓への負担がかかりやすく、年齢とともに腎臓が弱っていく原因となっているそうです。
【理由2】猫はあまり水を飲まない
猫は基本的にあまり水を飲まない生き物です。
さらにドライフード中心だと、慢性的な水不足になり、その水不足が腎臓に負担をかけてしまう形となります。
ちなみに、うちの猫(みぃ)は、水をがぶ飲み・おしっこの量が増えるなどの初期症状で腎臓病が発覚しました。
【理由3】加齢による腎機能の低下
猫の腎臓は年齢とともにダメージが蓄積します。この蓄積は、高性能な腎臓の性能が大きく関係しています。
なので、11歳以上の猫では約3匹に1匹が慢性腎臓病(CKD)という高確率な状態になってしまうのです。
【理由4】遺伝や体質
特定の品種(例:アビシニアン、ペルシャ、シャムなど)は遺伝的に腎臓病のリスクが高いことがあります。
確実に発症するとは限りませんが、年に一度の血液検査を行うなど予備対応は必要かと思います。
【理由5】環境・病気・薬剤の影響
感染病・腎毒性のある薬剤や誤食(例:ユリ、イブプロフェン)・高血圧や心疾患の影響など、外的要因でも腎臓がダメージを受けることがあります。
最後に
猫は腎臓病になりやすい生き物です。
だからこそ「早めの予防」と「定期チェック」がとても重要です。
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