今年の夏も暑くなってきました。人間でも夏バテしますが、シニア猫は体温調節がうまくできなくなっているぶん、夏は特に気をつかうシーズンです。
17歳のみぃと暮らしていると、夏ごとに「去年と違う」と感じることが増えてきました。若い頃は涼しいところに自分で移動していたのが、今は「ここが好き」の場所からなかなか動かなかったり。エアコンの効きすぎも逆に暑すぎるのも不安で、室温管理に悩む日が続きます。
この記事では、シニア猫との夏で気をつけていること、実際に変えてみたこと、気づいたことを書いていきます。
シニア猫が夏に弱くなりやすい理由
猫はもともと砂漠の動物の子孫と言われ、暑さにある程度強いと思われがちです。でも、高齢になると体温調節能力が落ちてきます。
腎臓が弱ってくると、体の水分バランスを保つ力も低下します。夏は暑さで脱水しやすいのに、腎臓が頑張れる量が減っている——シニア猫にとって、夏は二重のストレスになることがあります。
シニア猫が夏に出やすいサイン
- 水を飲む量が増える(腎臓への負担増加・脱水への対応)
- 食欲が落ちる(夏バテ)
- ぐったりしている時間が長くなる
- 口を開けてハアハアしている(→これは緊急サイン)
- おしっこの量・色が変わる
「ハアハア」は猫にとってかなり危険な状態です。すぐに涼しい場所に移動させ、様子が改善しなければ動物病院に連絡してください。
うちの17歳猫と、夏に変えたこと
エアコンを「つけっぱなし」にする時間を増やした
以前は「帰宅時にエアコンをつける」スタイルでした。でもみぃが17歳になった頃から、夏は外出中もエアコンをつけたままにしています。
電気代は正直かかります。でも、帰ってきた時に部屋が38度になっている状況の方が、猫には危険だと判断しました。室温は28度を目安に設定しています。完全に固定せず、猫が「涼しすぎる場所」と「少し温かい場所」を選べるよう、風が直接当たらない場所も確保しています。
水飲み場を増やした
水をよく飲むシニア猫には、飲み場が多い方が安心です。みぃの場合は、自動給水器1台+固定の水皿2か所を置いています。水の温度も気にするようになりました。冷たすぎず、ぬるすぎない、常温に近いものを用意するようにしています。
夜の室温確認を習慣にした
夜間、エアコンがタイマーで切れた後に室温が上がることがあります。夏は就寝前に室温を確認して、夜間もエアコンが動き続けるよう設定を変えました。猫は夜間も活動することがあるので、夜に熱くなりすぎない環境はとても大切です。
夏に気になる「食欲の変化」
みぃは夏になると、少し食欲が落ちる傾向があります。去年の夏、体重が少し減って心配になり、動物病院で相談しました。
先生から言われたのは、「少し食べる量が減るのは夏バテとして起こりやすいが、急激に落ちたり元気もなくなるようなら検査を」とのことでした。
それからは、夏の間は食欲の記録をより細かくつけるようにしています。「昨日の半分しか食べなかった」と気づけるように、毎食どれくらい食べたかをメモしています。
夏場の動物病院受診の目安
夏ならではの注意サインと受診の目安をまとめました。参考にしてください。
- 口を開けてハアハアしている → すぐに受診
- 1日以上ごはんを食べない+元気がない → 受診
- おしっこの量が急に減った・濃い色になった → 受診
- ぐったりして動かない → 受診
- 普段より水を飲む量が明らかに増えている → 早めに相談
シニア猫と夏を穏やかに過ごすために
「完璧な夏の環境」はないと思っています。猫ごとに好みの温度も快適な場所も違う。うちのみぃだって、エアコンの直風は嫌いだけど、窓の外をぼーっと見るのが好きで、夏でも少し暑めの場所にいることがある。
飼い主ができることは、「危険なほど暑い環境にしない」こと、「水が飲める場所を確保する」こと、「変化に気づけるよう毎日観察する」こと、この3つかなと思っています。
シニア猫と過ごす夏、一緒に乗り越えましょう。
※この記事は一般的な情報の共有を目的としており、獣医師の診断・治療に代わるものではありません。猫の体調に不安がある場合は、動物病院へご相談ください。


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